Wattpadはユーザーが読書をしたり物語を書いたりすることができるプラットフォームを提供します。全ての年代に人気ですが、平均的なユーザーは14-25歳です。保護者の方はWattpadが10代のお子さんにとって安全なプラットフォームか心配かもしれません。

幸いなことに、私達はこのプラットフォームを実際に使って調査しましたので、その疑問にお答えすることができます。この記事を読めば、数分でWattpadについての全てが分かります。

Wattpadとは

Wattpadは安全に使えるアプリかという疑問にしっかりお答えするためにまず、Wattpadがどんなプラットフォームなのか見ていきましょう。

Wattpadは大規模なオンラインライブラリーかつ執筆コミュニティで、10代や青少年にとても人気です。2006年に開設され、全世界に9000万人以上のユーザーがいます。

冒険ものやロマンスからミステリー、未来的な話まで、Wattpadには様々な読者に向けた幅広いジャンルの作品があります。Wattpadの一番の魅力の一つはそのコミュニティです。作者は自分の作品へのフィードバックやコメントを確認し、読者と直接交流することができます。

物語を書いたり読んだりする場であるだけでなく、このサイトは出版業界に変革をもたらしました。多くのWattpad発の物語が書籍化されたり、映画やドラマになったりしています。

お子さんがWattpadで出来ること

Wattpadは子供が創造性を広げられる楽しく魅力的な場を提供します。子供がWattpadでどんな楽しいことができるのか、細かく見ていきましょう：

✔️物語を書く: 想像力豊かで物語を作る才能のあるお子さんは、Wattpadで物語を書いてチャプターごとに他のユーザーにシェアすることができます。

✔️ライティングコンテストに参加する: Wattpadのライティングコンテストは、書き手が物語を書き続け、技術を磨く励みとなっています。賞金や出版の機会、プロからの指導などを得ることができるチャンスです。

✔️物語を見つける: プラットフォームには数多くの作品があり、お子さんはタグやジャンル、検索バーやおすすめから自分に合った作品を探すことができます。

✔️他の本好きと交流する: お子さんはコメントを通して読書仲間や作家仲間のコミュニティと繋がることができ、自分と同じように読書や物語を書くことが大好きな友達を作ることもできます。

Wattpadの年齢制限

Wattpadは10歳の子供にも安全でしょうか？いいえ！Wattpadの利用規約によると、アカウントを作成するにはユーザーは13歳以上でなければなりません。また、13歳未満のユーザーのものと判明したアカウントは削除されるとのことです。

Wattpadは13歳以上の年齢制限を設けてはいますが、年齢確認は行っていないということもここで言及しておく必要があるでしょう。

• WattpadのApp Storeでの評価: 17+
• WattpadのPlay Storeでの評価: ティーン

Wattpadは子供や中高生にとって安全か

Wattpadは読書が大好きな子供にとって楽しい場となる一方、他のプラットフォームと同様にリスクもあります。お子さんがWattpadを使う中で遭遇し得るリスクには以下のようなものがあります：

1不適切なストーリーが散見

前述の通り、Wattpadには大量の作品があります。ジャンルを見ると、ホラーやLGBTQ+、青年向けなど、子供には不適切なジャンルもあります。

「成人」は幼い読者向けではないと思われる作品に付けられるタグですが、自分の作品を「成人」としない作者もいます。

不適切なコンテンツとは性的なコンテンツを含む物語だけでなく、暴力や自傷の描写のある物語も含みます。そういった物語を読んだ幼いユーザーは、不適切な行動や言葉遣いを真似たりするかもしれません。

2お子さんがコメントによっていじめられたり嫌がらせを受けたりする可能性

物語を読んだり書いたりする以外に、Wattpadでは他のユーザーと繋がることもできます。時には、お子さんが書いた物語に意地悪なコメントを残す人や、お子さんが好きな本について悪く言う人もいるかもしれません。他のユーザーが表現に卓越している場合特に、こういったことは幼い子供にとって傷つく出来事となりかねません。

3長時間の使用は視力に悪影響

お子さんが面白い物語が山とあるWattpadを使い過ぎないことは簡単でしょうか？

Common Sense Mediaの調査によると、10代のユーザーが読書アプリを最も使うのは平日の夜です。電気を点けずにアプリを使用している場合は特に、目を悪くしたり、睡眠のリズムを崩したりということに繋がりかねません。やめるのが難しい悪習慣となり、オフラインの活動に支障をきたすこともあります。

4有料作品にかかる費用

Wattpad上のほとんどの物語は無料ですが、チャプターを読み進めるには支払いが必要なものもあります。もしお子さんがそういった作品にはまってしまったら、出費は避けられません。このことについて予め知り、オンラインでお金を使うことについてお子さんと話し合っておくことは大切なことです。

5フィクションによる現実世界との乖離

様々な空想の世界へと連れて行ってくれる素晴らしい物語がたくさんある中で、物語にのめりこみ過ぎてしまうこともあるでしょう。小説ばかり読んでいると、夢の世界に住んでやるべきことを疎かにしてしまうことにも繋がりかねないので、バランスを保つことが大切です。

Wattpadでお子さんの安全を守るための機能

もちろん、Wattpadには幼いユーザーが安全にアプリを使うための様々なセーフティ機能もあります。それぞれの機能を見ていきましょう。

望ましくないタグをブロックする

お子さんが読みたくない物語に関連する特定のタグをブロックすることができます。例えば、お子さんがホラー作品に興味がない場合、「ホラー」のタグをブロックすることができます。以下がその方法です：

成人向けの作品を非表示にする

Wattpadには、性的なコンテンツやアダルトなテーマのストーリーをフィルタリングするオプションもあり、お子さんが不適切なテーマに触れる機会を減らすことができます。

アカウントをブロックする

お子さんが意地悪なコメントを残したり、攻撃的に感じる物語を投稿したりするユーザーに遭遇したら、ブロックするよう教えましょう。ブロックされたアカウントはお子さんのプロフィールを見たり、お子さんの物語を読んだり、お子さんとWattpad上で交流したりすることができなくなります。

お子さんはWattpadを使うべき？

お子さんにWattpadの使用を許可するかどうかは、保護者の方の考え方次第です。

• Wattpadの危ない面が対処可能だとお考えの場合、常に上記のセーフティ機能を適用した上で、Wattpad と他の活動の健全なバランスを保つよう促してください。
• アプリの使用に反対の場合、AirDroid Parental Controlのようなアプリを使って、お子さんのスマートフォンでこのアプリをブロックすることができます。